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華やかな街並みとは裏腹なクリスマスケーキのノルマ事情【セブンイレブン編】

クリスマスが近づいてきました。街はイルミネーションで彩られ、1年で一番華やかな時期です。


皆さんはクリスマスどのように過ごしますか?

恋人やパートナーとデートですか? 友達とクリスマスパーティーですか? 家族でのんびりですか?

十人十色な過ごし方があると思いますが、華やかな人たちの陰には苦労している人たちがいることを忘れないでください。


そう、そのひとつにクリスマスケーキを売る人たちがいます。

ケーキ屋さんなら1年で一番忙しい書き入れ時だから気合いが入るかもしれませんが、24時間365日いつでも便利をお届けするコンビニはどうでしょう?


私みちおの経験からコンビニでのクリスマスケーキ販売の悲惨な実態をお伝えします。

ちなみにコンビニは最大手のセブンイレブンです。


コンビニのクリスマスケーキの販売ノルマ

Christmas cake

クリスマスにケーキでも食べようかと思い立ったとき、近くのコンビニで売っていたら簡単にクリスマス気分を味わえるので便利です。

そういうときは、ショートケーキ1カット分くらいが適量だと思います。

しかし、セブンイレブン本部はコンビニがクリスマスケーキを取り扱うことをその程度の役割で済ませようとは考えていません。


日本のクリスマスケーキ市場の中心にいようと本気で考えているようです。


具体的にいうと、とにかくクリスマスケーキはセブンイレブンで予約させろよ! ということです。


そんな雰囲気もあってクリスマスケーキにも毎年販売ノルマが課せられます。

本部社員として直営店に勤務していた私みちおの店では、ホールケーキを40個くらい予約と当日販売で売ることを強要されていました。

この数の根拠は対前年比超えをするための数です。

(あらゆるノルマはずっと対前年比超えを言われ続けますから、年を重ねるごとにノルマは厳しくなっていきます。)


ホールケーキ40個を多いと見るか、少ないと見るかですが、ケーキ屋さんならともかくコンビニでホールケーキとなるとその壁は高いものがあります。

だって1年に1度の楽しいクリスマスのホールケーキを買うなら、ケーキ屋さんがいいって思いません?

ホールケーキは大人数で食べるんですから「コンビニで買ったケーキ」よりも「ケーキ屋さんで買ったケーキ」の方が格が付きますからね。


このような状況を考えていただければ、ホールケーキをコンビニで40個も売ることのノルマはかなり無謀であることが分かっていただけるかと思います。


コンビニのクリスマスケーキ事前予約の実情


厳しいノルマを達成するためにまずするべきことは、事前予約の数を増やすことです。

事前予約の時点でノルマに近い数の予約が入っていればノルマ達成は時間の問題です。


しかし、この事前予約、お客さんから自発的に予約されることはほぼゼロです。

いくら店頭で予約受付中などと大きく掲げても待っているだけでは事前予約されることはありません。


ではどうするか?


従業員に予約させるしかないんです。


「●●さん家のクリスマスケーキはうち(セブンイレブン)のクリスマスケーキにしてよね。ついでに親戚の分もうちで頼んでね!」

といった具合に予約を入れてもらいます。


ただ予約を従業員に強要すると心象が悪くなるので、多くの店では予約商品の味を知ってもらい、お客さまに勧めやすくするという建前で試食会を行い、実は従業員に営業をかけています。

従業員への営業が行き過ぎた店だと、従業員一人ひとりにノルマを課すようになり、ブラックバイトと言われるようなことが起こります。

最低賃金に近い時給の人たちにノルマを課すのはさすがにひどすぎますね。


ちなみに試食用のケーキは本部社員の自腹で買ったものだったりします…。


補足情報ですが、いくらコンビニといえども予約商品のクリスマスケーキの質は実は悪くないんです。

FLOとかモロゾフの商品も取り扱っていますし、街のケーキ屋さんよりも美味しいと思います。


でもやっぱり一般のお客さんはわざわざ予約してまでコンビニで買いません。

クリスマス当日ならどこもかしこもクリスマスケーキは売っていますし、予約するならなかなか買えない名店のクリスマスケーキにしますよね。


そんなことで事前予約はほぼ身内で固められます。

本部社員の店長ともなれば、ひとりで10個近く食べるあてもないのに予約します。完全なる自腹購入です。


クリスマスイブ当日の販売実態

Family Christmas Cake

事前予約が伸び悩むとクリスマスイブの当日販売にかけるしかありません。

当日販売で店が発注するケーキはたいてい一番安い1,500円ほどのヤマザキのホールケーキにしていました。

なぜなら、コンビニで当日ホールケーキを買う理由は、ケーキ屋さんで買い損ねたか、高いケーキを買うまでもないかと思っているか、であるため安いケーキをメインに据えていました。

ノルマもセブンイレブンではなぜか販売額よりも販売個数で見られるため、できるだけ買いやすい安いケーキがよいとされていました。


当日のホールケーキの販売動向はというと、やっぱりガンガン売れることはありません。


そうなると人情に訴えかけて販売する手法に移ってしまいます。

寒いお店の外に従業員を立たせてケーキ販売をする手法に出ていました。


そうでもしないとコンビニでクリスマスケーキを買ってくれません。

「寒いのに大変ね、じゃあひとつ買いましょうか。」

といった具合に買ってくれるお客さんをターゲットにします。本当はクリスマスケーキを買うつもりもないお客さんですけれども。


外でのケーキ販売はノルマが達成できていなければ、クリスマスイブの24日23時過ぎまで続けられます。

なぜなら24日23時59分までの売り上げがノルマの対象になるからです。

もう他のお店がやっていないこの時間帯になると、今度は酔っ払いのお客さんや仕事が忙しくて買いに行けなかったお客さんがコンビニで買うようになります。

意外とこの時間の方が売れました(立地状況にもよりますが)。


さてさて、ノルマ達成のために避けて通れないのが自腹購入です。

ただでさえ、事前予約分で結構な額、自腹購入しているのに、当日も販売状況によってしかたなく自腹購入してしまいます。


たとえば、途中経過であまりにもノルマから遠い場合。

上司が店ごとの販売動向を逐一チェックしているため、売れていない状況がバレると上司から罵倒されるため、それを避けるために自腹購入をして数字のかさ上げをします。


また、夜遅くなってもまだノルマに達成していない場合。

売るんだという気力もなくなってくることもあって、最終手段として自腹購入で補てんします。


そんなことをしているともう、自腹購入のケーキで埋め尽くされてしまいます。多いと15個くらい手持ちのケーキがあります。

そのためクリスマスイブの日の食事といえば、昼も夜も気持ち悪くなりながらホールケーキを食べます。

食べきれないからバイトの学生などにもこっそりあげたりしていました。予約をお願いしている手前、公にあげると批判が出てくるためこっそりあげていました。


それでも残っちゃうので最後は買ったのにそのまま捨てていました。


本部社員のなかで伝説になっているのは、自腹購入で大量買いしたクリスマスケーキに嫌気が差した社員がクリスマスケーキを川に流した逸話があります。


世間の雰囲気とはまるで違う様相がそこにはあります。


クリスマスケーキが終わってもコンビニのノルマはまだまだ続く


クリスマスというイベントが終わっても、世間の雰囲気から取り残されて気分は落ち込んだままですし、自腹購入で懐まで寒くなっていました。

それでいながら、無駄にたくさん食べたケーキでお腹周りはしっかりと肥えてしまいました。長時間労働にケーキばかり食べた食生活。ひど過ぎますね…。


せめてクリスマスの後は、落ち着いた日々でも訪れてくれればいいのに、待っているのはもう次のノルマです。

次はおせち。その次は恵方巻が控えています…。


しかも年末ともなれば人手不足にもなりがちなので、本当に疲弊していました。


ということで、クリスマスケーキのノルマに苦しむコンビニ(セブンイレブン)本部社員の話でした。

今年、特にクリスマスケーキにこだわりがないようでしたら1度コンビニで買ってみてはいかがでしょうか。

どこのケーキ屋さんよりも店員が喜んで販売してくれること間違いなしです!


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