結婚して5年が過ぎたわが家。
2人の子どもにも恵まれて、人並みの幸せな家庭生活を歩んでこれたのではないかと思っています。
もちろん、それまでの間には、妻とぶつかり合うこともたくさんありましたが、お互い頑張って乗り越えてきました。
しかし今回、妻から初めて離婚という言葉が出てくる夫婦ゲンカをしました。
ケンカのたびに離婚すると言う人もいるかとは思いますが、妻はそういうタイプではありません。
むしろ、妙に頑固だったり、一度決めたことは突き進むタイプなので「離婚する」と言った以上は、本気でそう思った気持ちの表れだったんだと思います。
なんとか落ち着いて話をして、離婚も現実的にならずに日常の家庭生活に戻りましたが、今回のような行き過ぎた夫婦ゲンカはこりごりなので、どうしてこのような状況になってしまったのかの振り返りと今後の対策を考えてみました。
ツイッターで衝動的に書き殴ったツイートにリプをくださったみなさん、本当にありがとうございました。
夫婦ゲンカの発端
今回夫婦ゲンカが始まったきっかけは、ごくありふれたことでした。
朝食時に、私が妻の話をないがしろにしたことでした。
前日は、仕事の付き合いで帰りが遅く、妻は先に寝ていました。
なので朝、仕事であったことを話したんですが、すると妻から会社批判が怒りの感情とともにあふれ出てきました。
わざわざそんなことをしなくてもいいとか、どれだけアナログな会社なんだとか言うわけです。
自分自身もそう思うから、そうだねとは言いました。
だけど、それ以上は特に話を広げようとはしませんでした。
なぜなら、うちの会社は零細企業で社員も少ないので、そうした批判は、変えようとしない私自身に言われているように感じるからです。
なにも知らない妻から仕事のことを必要以上にアレコレ言われるのは気分が悪かったのです。
そしたら妻から突然
「ろくに話をすることもできないの?! なんで無視するの?」
と、ものすごい勢いでキレられました。
別にこっちはイラッとした感情を表に出してるつもりもありませんでしたし、無視もしていません。
「ちゃんと話も聞いてるし、反応もしてたでしょう?」と言っても聞く耳を持たない妻。
「そう思わせるような態度をとってごめん」と言っても、謝ってほしいわけじゃないと怒りがおさまらない妻。
結局、揉めたまま出勤することになってしまいました。
離婚話を持ち出される
仕事から帰っても妻の様子は明らかに普通ではなく、話しかけても全く反応がありませんでした。
そんな状況で一方的に話し続けられるわけがありません。
子どもはすでに寝てるので家のなかは静まり返っていました。
この空気感、最悪。そもそもなんでそこまで怒られないといけないわけ?!
と怒りというより、ため息ばかりついてました。
風呂を出ると妻は、リビングのソファーに掛け布団を持ち込んですでに寝てました。
まだ毎晩夜泣きする1歳の次男もいるのによくひとりでこんなところで寝られるよな、と次第にこっちの感情も怒りに変わってきました。
夜泣き対応は毎日こっちがメインでやっていたので、夜中起きなきゃいけないのはいつもと変わらないんですが、それでも何も言わず、ひとり別室で寝てることは、かなりムカつきました。
そして翌朝、妻の態度はあいかわらず話しかけても無視で、ふてくされてるだけなので、そうそうキレることがない私もさすがにムカついて、キレてしまいました。
「昨日からその態度なんなの?!!」
すると妻は
「そっちが私の話を無視するから同じ態度とっただけでしょ!!」と。
もうそこからお互い感情的になって罵り合いです…。
私もストレスに思ってたことを抑えきれずに吐き捨てるように伝えてしまいました。
もう、何言ったか思い出したくもないです。
普段我慢してたことはなんだったのかと思うくらい、言い過ぎてしまいました。
我慢しすぎていたからこそ、不満が爆発して言いすぎたとも言えますが…。
そのときの妻の表情。
怒りと悲しみが混じり合う、見たことない、なんとも表現し難い表情でした。
そして、とても冗談だとは思えないトーンで妻は
「もう別れるって決めたから。昨日の夜はずっと離婚のこと調べてたし」
と、初めて妻の口から離婚という言葉を聞きました。
うちの妻の場合、気安く離婚すると言うタイプではありません。これはかなりまずいと瞬間的に思いました。
妻が求めていることがつかめない
感情的に言い合いになった後、子どもがいるのでなかなか落ち着いて話し合いができませんでした。
だからといって何事もなかったかのようにはしていられません。
合間合間に妻が本当のところ、何に不満を思っているのか聞き出そうとしました。
冷静でいられないときに妻が言っていたのは、
「すべてのことを投げ出したいくらい悩んでるのに、夫のことまで悩みたくない。気遣う余裕なんてあるわけない。」
「自分は話し相手が全くいないのに、夫は帰りが遅いし、話もちゃんと聞いてくれない。話しても上部だけの話しかできない。」
ちなみに妻に、気軽に子育てのことを相談できるママ友はひとりもいません。
つくろうともせず、仲良くなっても壁をつくってるから当然です。
それだから、夫の私に求めてくるわけだけど、日中の子育てをしていない私の発言は、そんなこと気安く言わないで、という無責任な発言に感じるようです…。
あと言われたのは、気弱で空気を読んだ話ばかりする夫に相当嫌気が差している、ということ。
妻は、身内にはその人の気持ちを考えずにズバズバ言うタイプなので、私のことは全く理解できないようです。
思ったことを言わない私に、「何度も直してと言ってるのに直らないから離婚だ」と言われたのは、存在そのものを否定されているようで相当堪えました。
子育てが大変だから、そんな妻に豹変していることはわかっているけれど、これまで無理をしてでも妻がラクになればと思ってやってきたことでも不足しているというなら、正直どうしていいかわかりません。
妻は「24時間365日子育てのことに悩んでてノイローゼになりそうだ」と言っていました。
でもそのとき思ったのは、夜泣きは私がやって妻は起きなかったりするし、友達と遊びに行く時間だって取っている。
それってただ、完璧主義で心配性なのが問題で、自分で首しめているだけ。なのにそれを、人のせいにされても問題解決にはならなくない?
と思いました。
そして、それを指摘しても、丸1日家事・育児をやったことがないから気安くそんなことが言える、って言われるだけなので、じゃあなんて言えばいいんだとしか思えませんでした。
気付くことのできなかった妻の大変な毎日
妻が不満に思っていることはわかっても、なんで急にそんな態度をとったのかが、なかなか分かりませんでした。
しかし、4歳の長男がぐずったとき、その理由がようやく分かりました。
私は長男のことについて最近は、ようやく幼稚園生活に慣れてきてよかった、とプラスの面しか見ていませんでしたが、妻は違いました。
長男が口ごたえするようになってきたこと、言うことを一向に聞こうとしないことに相当悩んでいたのです。
ぐずった長男への怒り方を見てハッと気付きました。
たしかに妻から以前、そんな話を聞いていました。
でも私は、「幼稚園の悪い子のマネをしてるんじゃないかな?」くらいにしか応えず、マイナスの面の話だからと、無意識に話を広がらないようにしていたのです。
相当悩んでる妻からしたら、話を聞いてもらえていないと思っても仕方ないことだと気付きました。
長男は妻の気持ちなど知らず反抗的な態度を取り、旦那はたいして知りもしないのに簡単な返答でその問題を片付けようとするのが妻の毎日になっていたのです。
人一倍子どもと向き合おうとする妻ですから、4歳の男子なんてそんなもん、で片付けられるわけはありません。
そう考えると、妻と離婚騒動になった理由を端的に表すと、
つらい気持ちを共有してくれないなら結婚生活を続ける意味はない
でした。
妻は子育ての悩みをいろいろ抱えていて、かなり疲労困憊になっていたのに、気づくことができず、そのうえ私が話もできないような雰囲気を醸し出してたのでブチギレて、離婚という話になったわけです。
別に無視してたわけじゃなくて、仕事で疲れてて反応が悪かっただけでも、話を無視されたって思うくらいだから、妻にとって会話は相当大事だとあらためて痛感しました。
妻がどこまで悩んでいるのか、何を不満に思ってるかをつかむまでもめ続けました。
夫婦関係の難しさをまた感じた今回のケンカでした。夫婦円満の道のりは遠いです…。
夫婦円満に向けて今後に活かすべきこと
このようなことがまた起きないようにするために、どうしていくべきか必死で考えました。
やはり、子育ての愚痴をうまく聞けるようになることが先決だと思いました。
それにはまず、私ができていないことであらためるべきは、こっちから愚痴を聞きだすことです。
どうしてもネガティブなことは聞きたくないと、妻から話を切り出すまでは触れないようにしていた自分がいたので…。
いくら愚痴を溜めこまないタイプだとしても、常に自分からしか話さないようだと、少しずつ言いにくくなってしまうと思いました。
だからこそ、愚痴をこっちから引き出して、小出しにしてもらうことで、爆発しない妻でいられるんじゃないかと考えました。
思いを伝えられていなかったことが蓄積して、今回の爆発に至りました。
妻とは会話している方だと思っていましたが、それは当たり障りない話をしていただけでした。
もっと妻が思ってることを知るように話を聞き、妻がいま、どんなメンタル状況かがわかるくらいになって初めてちょうどいいのかもしれませんね。
結婚生活はホント修行です。