共働きの家庭の方が多くなっている昨今。共働き家庭の多くは、子どもを保育園に預けているかと思います。
なんとしても仕事に復帰できるように、保育園の椅子取りゲームの凄まじさは、都心に住んでいる方なら誰しも知っているところです。
そして2月頃になると、4月入園の保育園に落選した家庭からの悲痛の叫びですごいことになってます。
認可保育所の選考結果通知が本格化し、落選ラッシュで親たちが「このままでは共倒れ」「ショック過ぎる」と悲鳴を上げています。親たちの声を集める動きは今年も始まっており、怒りは大きなうねりとなりそうです。 #保育園に入りたいhttps://t.co/ZaybYPQPkb
— 毎日新聞 (@mainichi) 2017年2月5日
こういうのを見るとあれこれ言いたくなりますが、保育園の待機児童問題等は別に記事にしていますので、そっちを見てください。
さてさて、そんな今回は、保育園抽選に漏れたご家庭、そもそも保育園なんてはなからあきらめていたご家庭に向けて…
本当は保育園に子どもを入れたかったけど、仕方なく選んだ幼稚園の方が実はいい選択だった!!
と思ってもらえるように幼稚園のメリットをかき集めてみました!
かくいう私みちおの家庭も、みちおの年収が400万円台なのに妻は専業主婦なので生活は厳しく、できることなら子どもを保育園に預けて、妻にもフルタイムで仕事をしてもらいたいところなんです。
しかし、無職や求職中で保育園に入れるなど夢のまた夢なので、保育園はあきらめ、幼稚園に入れることにしています。
せっかく幼稚園に行くのであれば、幼稚園にしかないメリットを存分に活用させていただこうじゃありませんか!!
「保育園? 残念だな、幼稚園の方がいいんだぜ!」と胸を張って言ってやろうじゃありませんか。
保育園と幼稚園の違い
保育園と幼稚園の違いを簡単にまとめてから幼稚園のメリットを語っていきたいと思います。
保育園とは
保育園は、親が働いていたり、病気などを理由に子どもを十分に保育できない親に代わって、子どもを保育する場です。
厚生労働省が管轄し、児童福祉法に基づいています。先生の資格は保育士です。
あくまで保育する場所なので、生活に必要なスキルを身につけていく施設になります。
幼稚園とは
幼稚園は、文部科学省が管轄し、学校教育法に基づいている教育の場です。
先生の資格は幼稚園教諭になります。満3歳以上の幼児が1日に4時間程度教育を受けるところ、と定義されています。
分かりやすく言うならば、幼稚園は小学校入学前の教育施設です。
それではこのあとからは幼稚園のメリットをどんどん挙げていきます!
子どもへの負担が少ない
まずフォーカスを当てるのは子どもです。保育園の問題を見ていてもそうですが、子どもの預け先の問題の中心は、本来一番弱い子どもを中心に考えるべきです。
幼稚園に入園するまでの過程は、どんなに早くても2歳までは家にいることを考えると、子どもへの負担が少ないことが大きなメリットになります。
子どもはやっぱり親元にいたい
保育園の待機児童の問題を見ていていつも感じるのが、
子どものことを本当に考えているの?ということです。
本当って真の意味での本当ってことですよ?
そもそも「待機児童」という言われ方をしているけど、そこからして疑問です。待機しているのって子どもですか?
本当のところは子どもではなく絶対的に親ですよね?
どんな理由であれ、子どもを保育園に入れたくて入れたくて待機しているのはどう考えても親でしょう。
子どもは自分の意思が伝えられないからわからないだけで、間違いなく保育園には行きたくないはずです。
できるだけ親元にいたい、無条件に愛されたいに決まってます。それはどの子にとっても同じ願いです。
もちろん家庭の事情がそれぞれありますから、致し方ないけど、保育園を希望するホンネの理由が親の贅沢のためであるとすると、それはちょっとどうかと思います。
自分のキャリアや娯楽のための仕事になっていませんか?
小さい小さい子どもにとっては、自分のためにお金稼いでくれるのと、自分のために一緒にいてくれるのどっちがいいと思います?
その答えは言うまでもないでしょう。
そういう状態に置かれることで、子どもの成長に悪影響があってもおかしくないと思いません?
だって考えてみてください。保育園で夕方の5時6時まで親が迎えに来てくれない寂しさって想像を絶するものですよ。
小さい子が感じる夕方までの時間って大人が感じる時間よりも何倍も何倍も長くて、この世の終わりくらいに感じるほど精神的にキツイはずだから。
というか、子どもの気持ちうんぬん以前に、子どもの1歳をほとんど見届けられないのはもったいなさすぎです。0歳の子育てより1歳の子育ての方が楽しさのレベルが違いますから。
1歳の成長を見届けられるのはまさにプライスレス!!
基本的信頼感が構築しやすい
俗にいう「3歳児神話」だったり、「三つ子の魂百まで」について言いたいわけではありませんが、
2歳くらいまでは愛着を形成する時期だってことは感覚的にわかるかと思います。
どんな子だって泣いて自分の欲求を叶えてくれるか試しているし、大好きなお母さんにはいつでもそばにいてもらって甘えたいもの。
基本的信頼感という言葉を知っていますか?
親に対する信頼、自分自身に対する信頼、そして世の中に対する信頼を抱くことができるのが基本的信頼です。
先にも挙げたように、大好きな親から根拠なく愛してもらっているという無条件の愛こそがもっとも基本的信頼感を満たしてくれます。
想像してみてください。大好きな親から愛されたと思う経験が不足していたら、不安になると思いません?
親以外の存在にも不信感をいだいてしまうと思いません?
自信を持てと言われても自信なんて湧いてくるわけないじゃんって思いません?
ということから分かるように、乳幼児期にもっとも大切なことは「基本的信頼感」が満たされることに他ありません。今後の成長の土台になります。
基本的信頼感を欠落させたまま外に出てしまうことの負担感。辛すぎますよね?
基本的信頼感が十分に得られないと、他者に対する攻撃性や挙動不審など、発達過程に問題が起こることも証明されています。
「愛着障害」という障害も、この時期に十分な愛情を与えてもらえなかったことが引き金になったりしますし、子どもにとって安心できる土台をしっかり親として作ってやりたいものです。
免疫が弱いうちは自宅で過ごせる
先の2つは精神面でしたが、身体面でも見過ごせません。
幼稚園に行く場合、0歳や1歳の頃は基本的に自宅で過ごしているので、免疫が弱いうちに集団生活に入って病気をもらってきやすい、ということがありません。
ですので、風邪が流行っていれば人ごみに行かないようにするなどができるので、子どもの体調に合わせた生活を送ることができます。
小さいときの病気は重篤化するリスクもありますし、できることなら無駄な集団生活は避けたいものですよね。
以上3点のように、0歳とか1歳を預かる保育園は、子どもへの精神的負担や体力的負担のもとに成り立っている側面があります。
小さいけどいい子に保育園に通ってるって?
その子は、親から見捨てられないように自分を殺していい子を演じている危険性があると思います。
これらを考えると、幼稚園なら子どもの気持ちに寄り添って心身ともに無理なく通園がスタートできるのでその点はやはり「いい」と言えます!
教育の場だから集団生活の規律等が身に着く
幼稚園は教育施設なので、自由気ままに過ごすというよりも、ちゃんと座って勉強したり、整列してみんなでまとまって行動したり、集団生活での規律が教育されます。
教育の場、ということで保育園よりも充実しているのは大きくは次の2点です。
勉強できる
小学校に入る前に、基本的な勉強をする機会が与えられます。
しっかりと文字の読み書きや数字の数え方などを体験することができるのは幼稚園のよさだと思います。なんとなく教えてくれる、じゃなくて「しっかり」というところがポイントのような気がします。
幼稚園によっては小学校の受験対策をしているところもありますからね。
ちなみに、みちおの息子に通わせようと思っている幼稚園は、ネイティブの英語の先生による英語の授業があります。また、希望すればダンスとかの習い事も幼稚園で習えるようです。
行事が盛ん
幼稚園は通っている時間が短いわりに行事がとても多いです。季節に応じて多すぎるくらいさまざまなことをやっています。
行事に親が参加するものも多いので、煩わしいと思う人には厄介でしょうが、先にも述べたとおり、子ども主体で考えてください。
親が参加できる行事というのは子どもにとってこの上ない楽しみになりますよね! お母さんに「こんなこともできるんだよ」って見せてあげたいですから。
お遊戯会とかも、小さかったあの子が、こんな大人数のなかで一生懸命やってるんだという姿が見られれば、感動すること間違いなし。
もちろん保育園でも同じようなことをやっていると思いますが、しっかりやっている感は絶対幼稚園には敵いません。
思い出がたくさんできる
まだまだあるメリットとして挙げるのは、思い出がたくさんできるです。
もっともかわいい時期って小学校に上がる前だと思うんですよね。その時期に親子でたくさんの思い出をつくれることって幸せだと思いませんか?
幼稚園は親子で、また保護者同士で思い出がたくさんできる、そんな場所です。
幼稚園から帰ってからもいろいろできる時間がある
幼稚園は帰ってくる時間が14時とか15時で早いので、幼稚園が終わってからでも子どもと一緒に公園に行ったり、お買い物に行ったりすることが可能です。
保育園のようにお迎えに行ってから、慌てて買い物をして、慌てて夕飯の準備をする、ということにはなりません。子どものペースを尊重してゆったり過ごすことができます(もちろんそれはそれで大変ですけど。)
かわいい盛りの子どもとの時間を存分に楽しみましょう!
また余裕があるので、習い事に通わせることもできます。その子の可能性の芽を活かすチャンスがあるかもしれません。
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そんなことができるのも幼稚園だからこそだと言えます。
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保護者同士の連帯感が生まれる
幼稚園は保護者が関わる機会が多くて大変なのはその通りですが、その大変さを一緒に乗り越えた保護者同士の連帯感は、生涯の友人に成り得るくらい濃いものがあります。
送り迎えで顔を合わせることだけじゃなく、行事に関わることが多いので、その連帯感は幼稚園ならではと言えるでしょう。
月謝が安い
さいごに挙げるメリットはずばりお金!
あたり前といえばあたり前だけど、保育園に比べて月謝が安いのは幼稚園のメリットと十分言えるでしょう。
もちろん園によって違いますが、2万円から4万円の範囲内のところが多いように思います。公立幼稚園だと1万円切ったりしますけどね。
しかも、意外と知られていないのが幼稚園にも補助金があるということです。だから実質負担はもっと少ないんです。
その補助金は、「私立幼稚園就園奨励費補助金」というもので自治体によって、所得状況によって補助される金額は異なりますが、第1子でも平均的な所得の家庭なら年間で6万円から12万円くらい補助されます。
(詳しい金額などはお住まいの役所のウェブサイトをご確認ください。)
ってことはですよ、実質の月謝負担って1、2万円くらいなんです。
これなら専業主婦家庭でもなんとかできる範囲内でしょう。(旦那さんのお小遣いは減らさないでね!)
さいごに
幼稚園に行くことで頭を悩ませることもあるでしょう。
保護者間の人間関係のゴタゴタもあるでしょうし、小さなことでは日々のお弁当作りに頭を悩ませることだってあるでしょう。
しかし、幼稚園に関わるなかで、子どもと一緒に成長していけたり、気の合うママ友が1人でもできたり、手作りのお弁当を完食してきてくれたり。どれもかけがえのない嬉しいことだと思います。
子どもとじっくり関わることができて、子どもの成長をたくさん見ていくことができるのは断然、幼稚園です。幼稚園でたくさんの思い出を一緒につくりませんか?
P.S.他にもこんなメリットがあるよ!ってことがあれば教えてください。追記したいです。