うちには、もうすぐ4歳になる長男と1歳になったばかりの次男がいます。
騒がしい毎日ですが、成長の早さに驚かされつつ、充実した毎日を過ごしています。
そんななか先日、妻と第3子の家族計画についてちゃんと話す機会がありました。
そこで妻に伝えた夫側の私みちおの気持ちを書き残しておきたいと思います。
各家庭にはいろいろな事情がありますが、ひとつの参考になれば幸いです。
まずは結論から
はじめに夫のみちおが3人目をどう考えているか結論から申し上げます。
「3人目は作らず、子ども2人の4人家族でいこう!」
です。
その結論にいたった理由を以下よりご紹介します。
経済的な不安
うちの妻は専業主婦です。
そして私みちおも決して高給取りではありません。年収は400万円後半です。
だから子ども2人のいまでも経済的には結構厳しいところです。
その経済状況でもう1人増えたらどうでしょう?
どう考えても相当キツいですよね。
私の給料が劇的に変わるわけもなく、妻が急に仕事につけるわけもない状況ですから、節約して捻出するより他ありません。
たとえ数年間、いまの経済基盤で乗り切って、子どもが大きくなってから妻も仕事ができるようになったとしても、長年専業主婦をしてた妻に正社員の仕事が簡単に見つかる気もしませんし、厳しさから脱するには至らないと思います。
3人目は制度上優遇される利点があり、たとえば児童手当は「3歳以上小学生以下」の金額が10,000円ではなく15,000円になるなどもありますが、これも根本的な解決になる内容でもありません。
また、うちでは3人目を授かったら早々に大きな支出がありそうです。車の買い替えです。
いまうちで乗っている車は、4人乗りの軽自動車ですから、5人家族になったら全員乗れません。
それだと誰かが留守番しないといけないわけですが、必然的に運転できない妻になってしまいます。
妻を置いて休日買い物行くなんて、なんの意味もないですから、家族全員が乗れる車に買い替えるしかないと思っています。
ちなみに、12歳未満の子どもは3人で大人2人の扱いとなるらしく、そうすると5人家族であっても軽自動車の4人定員の基準は満たせますが、シートベルトが足りないし、チャイルドシートを3台付けるのは無理だから、現実的ではないですね。
といったように、ただでさえ厳しいなか、3人目を考えるときに避けて通れない問題が経済的問題です、悲しいけど。
体力・精神力の不安
私みちおもなんやかんやで、30代半ばからいよいよ後半に差し掛かってきました。
長男、次男ともに、どういうわけか手のかかるタイプなので体力勝負な日々が続いています。
抱っこのしすぎで2回ギックリ腰にもなっています。
第3子が女の子だったりしたら違うのかもしれませんが、仮に同じような男の子だったら相当体力的にキツいと思います。
いまでも体力的にキツいのに、年齢的な衰えがさらに進んだうえで、乳児にプラスしてやんちゃな男の子がふたりいる環境で体力が持つ自信がありません。
体力的なところだけではなく、もちろん精神的な面も不安です。
2回経験してもやっぱり慣れないのは産後クライシスです。
産後クライシス期間の妻との関係が一番精神的に堪えます。これがまたあるのかと思うと重い気持ちしかありません。
妻がいくら子育てに慣れてきてると言っても、子どもが多いストレスで絶対八つ当たりされるのが目に見えてますし、確実にホルモンバランスの関係でささいなことでキレやすくなるので、そこはもう勘弁ですね。
それに加えて産後の体調不良がこれまでよりもひどかったらと考えたら絶望しか想像できません。
私自身、うつ病経験者でもあるし、そこまでのストレスフルな状態に3人目も乗り越えられるか不安しかありません。
バックアップ体制の脆弱さ
妊娠期間中も産後すぐも妻をバックアップする体制は絶対に必要です。
前の妊娠のようにつわりがひどかったり、切迫早産で安静が必要になれば、2人の子どもは誰かが面倒を見ないとまわりません。
産後すぐもいままで通り妻が2人の子どもの面倒を見られるとは到底思えません。
もちろん夫として、父として、その間は仕事をセーブして、家のことを最優先でやっていきますが、産休や育休が取れるような職場環境ではないので、仕事がゼロになることはありません。
そうなると日中は誰かにバックアップを頼むしかないんですが、妻は実母にさえできる限り頼りたくないようです。
里帰りもしない、家に手伝いに来てもらうことも極力してもらわない。夫の両親に頼むことなんて言語道断。
かといってバックアップをお願いできるご近所さんや友達もいない。
そんなんで夫の私にだけいろいろ求められても、時間に限りがあるので無理があります。
できることなら、仕事を放り出して、家のことに専念したいけど、家計を支えてるのは私だけのなかで、いまの会社でそこまでリスクある行動はとれません。
妻がそれを考えてくれず、バックアップ体制がないことで「わたしばかりが大変で、全然手伝ってくれない」とか言われたらたまったもんじゃないです。
そういった未来を考えると、とてもじゃないけど3人目は考えにくいです。
親としてやってあげられることの制限
最後にもう1点。
3人目がいることによって、長男・次男に親としてやってあげられることが減ってしまうのでは、というところも気になります。
3人いることで経済的に厳しくなることから、習い事などのさまざまな経験やら大きくなってからの進路など、2人のときと3人のときでどうしても親としてやってあげられることに違いが出てしまうと感じています。
それはきっと、他の家庭でやっていることがうちではできない、ということにもなってしまうと思います。
それだけに留まらず、日常もひとりっ子なら親を独占できるところが、3人兄妹なら3分の1になってしまうこともあります。
寂しい思いをさせてしまうかもしれないと思うなかで、もう1人子どもを、と思い切れない自分がいます。
ただし、決して子どもが3人いる環境が悪い、と言っているわけではありません。
子ども同士はむしろ人数が多いことはプラスだと思っています。ケンカしつつも兄妹一緒にいっぱい遊べることは何にも代えがたいことですからね。
とは言っても3人目も悪くないかな
ということで、夫である私みちおは、ご紹介したさまざまな理由から子どもは2人までと考えました。
でも、絶対2人じゃないと嫌だ、という頑なな考えではありません。(ここまで話しておいてなんですが)
子どもが3人いて家族5人で和気あいあいと過ごしている姿を想像したら、それはそれですごい楽しいだろうなと思いますしね。
あと前提から覆すことになってしまいますが、子どもをつくるかどうかをいろいろな面から考えたら、つくらない理由ばかりが出てくるもんだと思いませんか?
つくる理由は抽象的な理由しか出せませんが、つくらない理由は具体的なものを出せてしまいますからね。
子どもの多い家族が家族計画を詰めて考えているのかと言われたら違うと思うんですよね。
だから子どもを希望する理由なんて、本能的に欲しくなっただけでもいいかもしれません。
経済的なことだってそうですよね。子どもが3人になったらなったで、意外となんとかなるんだと思います。
子どもをつくらない理由をたくさん挙げたくせに、こうやって考えが揺らいでいる最大の原因は、
妻がなんとなく子どもを欲しそうにしていることです。
妻に聞くと「
冗談めいて「何も考えなければ子どもは5人くらいいてもいいんだけどね」とも言ってるので、きっと3人目も欲しいんだと思います。
また、(幸い?)妻はまだ30代前半だから、高齢出産となる35歳までまだ数年あります。
それもあるので、この段階で結論を出さなくていいのでは、と思って揺らいでます。
なので、もし妻が第3子を切望すれば、夢をかなえてあげたいので希望に応じるつもりです!!
(考えがブレブレですね、でも家族計画なんてそんな簡単に結論が出せないものじゃありませんか?)
以前、第2子家族計画について記事にしました。
第2子をもうけることを躊躇してしまう夫側の理由。家族計画って一筋縄にはいかないな。 - 家庭円満.com
実はそのときも2人目は私自身考えていませんでした。でも結果的には第2子を授かりました。
授かった経緯はいささか恥ずかしいところはありますが・・・。
第2子に後ろ向きだったのに第2子を妊娠するに至った経過ときっかけを赤裸々に告白! - 家庭円満.com
なので、今回もこんなことを言っておきながら、第3子を妊娠したということも全然あり得そうです。
最後にいろいろ書きましたが、今の段階では子どもは2人までとしたい、という気持ちに変わりないことをここに書き残しておきます。